@④吹抜けがあるのは良いのだけど・・・@

@⑤吹抜けの空間はとても気持ちが良いものです。天井が高く開放的に感じるだけでなく、見た目の迫力やインテリアの重要なポイントにもなります。

左の画像は、吹抜け空間を最大限に引き出した弊社の施工実例です。とても開放的で、木製のカーテンウォール窓を制作しています。この窓と吹き抜け空間のおかげで、このスペースは6帖ほどのスペースしか無いにも関わらず、とても開放的で広く感じると思います。

全面解放された巨大な窓が室内と室外の空間を一体化させ視線が外まで抜けることによりとても広く感じることができるのです。

このような空間は注文住宅でしか味わえない造りで、また設計・施工している弊社の持ち味を最大限生かしたものとなっています。@

しかし、吹抜け空間に問題点は無いのでしょうか?

一生に一度のものだから失敗したくない。この考えが様々な夢を失せさせるのです。

@⑤このような魅力的で建物の価値を大幅に上げる空間を採用したいが・・・とためらう人が多い事も事実です。

@④---暑い・寒いという問題---@
「吹抜けなんかつくると、冬がとても寒いよ」
と、吹抜けを作られた友人に聞くと、こういった意見を良く耳にします。果たしてそのアドバイスは真実なのか?どうなのか?

実際天井高が高くなることにより、室内の容積が増え暖房能力がその容量に見合う分だけ必要になります。暖房能力を上げる事は簡単ですが、それに伴うランニングコストも見逃すことはできません。

@④---天井が高いという問題点---@
天井が高いのはとても気持ちが良いのですが、同時に弊害も出てきます。吹抜けの高さを生かし高所に窓を設けた場合、これの開閉・掃除はどうするの?といった問題です。

でも、これらの問題を解消できれば、この素晴らしい空間を手に入れ、優雅で開放的な環境を毎日楽しめる事となります。@

素晴らしい空間を手に入れるための問題点の解消

@⑦冷暖房の問題の解消@
@⑤その暖房を賄うのが『薪ストーブ』などの暖房器具です。手間暇がかかりますが、暖房の威力は絶大で約20坪40畳の(66㎡)空間を外気-7度でも室内空間は23度で保てます。真冬にTシャツ1枚ですね。

他にも、床暖房システムや蓄熱型ストーブ等様々な暖房器具があり、近年これらの暖房器具は省エネになっているのでランニングコストも比較的安くあげられます。

更にランニングコストを下げるには、気密・断熱の性能を上げる事です。室内で作り出された熱源(冷房・暖房)をいかにして保つか?これがとても重要な鍵で、気密・断熱性能を上げる事により、省エネや建物の寿命にもっとも貢献できるものです。

もう一つの改善点。@

@⑦掃除・開閉・照明等の問題@
@⑤吹抜け部分は天井が高いので、高い部分に窓を付けて開放的にしたいと思うと同時に開閉はどうするの?掃除は?とネガティブな要素も思いつきます。でも、これらの問題は意外と簡単に解決できます。@

では、既にこの素晴らしい空間を手に入れている方で                    ¶この問題に直面している方はどうすれば良いのでしょうか?

∞[TB]

快適すぎてストーブの前から離れない犬はとても邪魔・・・この問題は中々解決が難しいです。

@⑤上記の問題点を実際にリノベーションした実例です。

まずは、暖房能力を上げる事から始めます。今回採用したのは『薪ストーブ』

単なる暖房だけの価値ではなく、見た目や薪をくべる作業や炎を楽しむ効果もあります。

薪ストーブを選ぶ際に、暖房空間の容積や設置場所等の検討が必要となります。また、薪ストーブはしっかりとしたものを選ぶ必要があります。

室内で火を扱うのですから、耐久性や信頼性はとても重要なポイントとなります。これを怠ると大変な事態に陥る可能性が高いからです。

幸いこの建物は、Ⅳ地域の準じる断熱・気密性能の仕様でしたので、この薪ストーブにより、外気温-7℃で、室内温度18℃だったのが、同条件の外気温で室内温度23度ととても快適になりました。@②*R注意(建物の断熱・気密性能によって、ここで提示した例は大きく変動します)@@

見た目も楽しく、またピザなどを焼いて楽しむという事も発見でき、暮らしが豊かになりました。@

続いて、高所の窓や照明等の問題の解消です

@⑤この問題を手っ取り早く解決するには、人が乗って作業できるスペースを確保すればよい事です。

吹抜けの一部にキャットウォークを設けます。単なる床を設置してはつまらなく、また見た目が良くないので『スノコ式』のキャットウォークを設けることにしました。完全な床を設置してしまうと吹抜けの良さが多少削減されます。スノコ式にすれば、床に多少の隙間ができ、空気の循環も可能。日常的に沢山使わない部分ですので多少の割り切りも空間を良く保つために必要ではないかと感じます。

この「スノコ式床(キャットウォーク)」によって、今まで長ハシゴを持ってきて開閉や掃除、正面の取り換え。電球交換等をしていましたが、キャットウォークを設けることにより解決されました。

多少「高くて怖い」なんて問題も残りますが、その場合は手摺等を設けて転落防止策を講じるのも良いでしょう。その場合、やはり吹抜け空間の良さを生かすための工夫が必要となります。

この様に吹抜けに関する問題を解消し、より良い空間をお届けするのがFIDEAです。問題解消に向け困っている方を見かけましたら、ぜひこのページをご紹介ください。また、困っているご本人でしたら、ご相談に乗ります。@

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