解体作業開始
昭和のスナックを壊して、リノベーション作業に取り掛かります。
壊してみると、色々な物がでてきたりします。
内壁を解体したら、巨大な換気口が出てきたり、点検口が出てきたり、何かの糞とか色々・・・まあ、こんなのは建築屋にとって当たり前ですが、初めて施工を目の当たりにする施主の方はショックを受けるみたいですが、大丈夫!安心して下さい。
過去にこの部屋を使用した残りカスが続々と出てきます。
ビル建設当初の配管とかですね。
多くの場合、前の配管とか配線をそのまま残すパターンは多いようでうす。解体費用を押さえるためと思われますが、何回もコレを繰り返すと、全く何が何だか解らなくなります。
今回はある程度、配管配線を処理しました。
今後のメンテナンスの関係もあるので、この際に整理しておいた方が良いと判断したためです。
業者がわとすれば、コストがかさむ原因にはなりますが、施主側や家主側からすれば、メリットが大きくなります。
一般的な工法と逆梁工法の図を見て下さい。
一般的な工法では、床のコンクリート面が梁の上にあります。
しかし、逆梁工法では
梁の下面にコンクリートの床面があります。
この逆梁工法のメリットは床下空間ができることで
給排水設備の配管が施工しやすくなっています。
一般的な工法では、床下がないので、多くの場合は直下階の天井上に配管を通したりしています。雑居ビル等では自分の配管が他人の部屋の上を通過するということで、改造時には非常に困難になり、直下階の人に迷惑をかけてしまいます。
なかなかのアイディアですね。