House with large garage
大きなガレージのある家
「ガレージ一体の家をお勧めする理由」
ガレージのある家を多く作っています。何故ガレージ付きの家が多いのでしょうか?その理由は最近人生を謳歌したいと望む人が増えているのではないかと推測します。ガレージって何ですか?ガレージとは車庫の意味で車を入れるものと説明されていますが、私はその意味を含むその他のものも含まれていると考えています。車庫だけではなく、趣味の道具を入れる倉庫の意味合い。何かDIYしたい時に使う作業場の意味合い。皆が気軽に集まれる場所の意味合い。自分だけが自由に楽しみたい部屋等、様々な使い道があり、様々なガレージが考えられます。
ガレージを住まいと一緒に考える際に悩むことの一つ、住まいと一体型にするか?それとも住まいとは別で個別に建てるか?これはかなり悩みます。ほとんどの場合、予算との兼ね合いという事になります。予算的や土地の広さにもよりますが、私が思うに建物と一体で作った方が予算的には安く済む。と考えています。実際、一体型と個別型で費用を比べてみると、一体型の方がガレージの費用のみを考えた場合安く済む場合が多いと感じています。
今回の建物は、土地に余裕があり、予算的にも折り合いの付く価格であった為「一体型」で作る事になりました。さらに、実家がバイク屋さんであるご主人。当然バイク好きであり、バイクを所有しており、かなりのマニアぶりです。私もバイクが大好きで現在4台所有しています。私が所有し実際使っているガレージを見ながら、どの様なガレージを造るか?話し合い、更に車も2台収納したいという事になり現在の形になっていきました。
車の駐車は2台分で、少し余裕がある広さになっています。このスペースは駐車スペースと屋根付きエントランス兼用となっています。更にご主人のバイクガレージは、バイクを収納でき、更にそこにソファーを置いて友達と一緒に楽しめるスペースにもなっています。その為、ガレージですが断熱もしっかりしており、このまま床を造れば部屋と言っても過言ではありません。正直、羨ましい限りです。
和室と一体となったリビング
和室を単独の部屋として使うか?それともリビングと一体に?
リビング、ダイニング、キッチン
横方向に広がりを感じさせるLDK。和室も横並びで更に広さ倍増。
1階にLDK+和室+洗面、トイレ、浴室を配置した間取り。キッチンから水回りまで素早く移動でき、家事の煩わしさを解消。和室はLDKと繋がっていますが、リビングと和室には隠し扉があり、和室単独として使う事も可能です。お客様が来訪した時に。お友達やご両親が泊まりに来た時の部屋として使う事もできます。しかし、普段は生活の一部の部屋として使用すれば、
”滅多に使わない部屋”
という無駄を省けます。
和室は和室らしく伝統ある真壁作り。ですが、一工夫加えて天井を大胆にしています。伝統ある日本の和室も良いですが、LDKと一体となった時に違和感の無いよう考えています。
キッチン、ダイニングスペースはより効率的にデザインと使い勝手や利便性を優先しています。キッチン背面の収納は作り付け収納で、食器や乾物等と家電(炊飯器、電子レンジ等)が収納できるようになっています。扉を薄っすらと透過性のあるもので作っているため、中に入っている収納物がぼんやりと見え、何処に何が入っているか?予測できます。
対面キッチンでよくあるカウンター部。ここも単純にカウンターとして作るのではなく一工夫。ダイニング側にちょっとした収納。しかも中にタイルを貼って可愛らしく仕上げています。キッチン側面もキッチン既製品のサイドパネルを使わずタイルを貼っています。
ダイニングは、1枚板の無垢テーブル。これは弊社で建てて頂いたお客様にプレゼント(住宅に限る)
更にその奥にカウンターを設置。カウンター上には棚を少しずらして設置しています。奥様が猫好きなので、棚板と猫の遊び場と兼ねています。ちょっとした遊び心ですね。
2階に上がりホールはどうなっているか?ホールも部屋のようです。
ここで奥様は家事(洗濯)したり、自分の書斎の様にも使用できる様、カウンターと棚を設置しています。
カウンター上の棚にはカウンターを照らすよう照明器具も付いていて、一見照明器具が無いように見えます。
この仕組みはFIDEAオリジナルの照明器具のおかげ。
スッキリとシンプルなデザインは飽きがきません。
この階段から上がってきたホールは、セカンドリビングと言っても良いでしょう。
とても万能な部屋です。
同じ寸法でも広く感じさせる方法は多々あります。
この階段、よくある周り階段ですが、ゆとりがあります。中央の壁を取り、薄くて丈夫なアイアン手すりにしています。壁で遮られない為、視線が続き広く感じます。ちょっとした工夫がフィデアの特徴でもあります。
家の壁の中はどうなっているのでしょうか?多くの場合、電気配線等が入っているだけです。この壁の厚み10cmちょっとを有効活用すれば、ちょっとした収納や飾り棚に早変わり。